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  会報「AMIGO」
     
「フリーダに捧ぐ」 小林伴子さんのインタビュー
Vol.08(2002年11月発行より)
 
   
 

今年2002年1月22,23日上野文化会館大ホールで催された「現代舞踊公演」で「Viva la vida!フリーダ憧憬」を踊られました。フリーダ・カーロを題材として取り上げて踊るというのは本邦初演ではないかと思いますし、新境地を開かれたのではと思われる魅力あふれる舞台でしたが、まず何故フリーダ・カーロを題材にされたのかお聞かせ下さい。

     
小林

メキシコの女流画家フリーダ・カーロの47年の人生は、交通事故、闘病生活・・・生命の危機の中で、メキシコの黒い魂を描き続けた人生でした。先日の舞台では、フリーダの人生や様子を踊ろうと思ったのではなく、彼女に対する私の憧憬を表現してみたかったのです。私も五十代になり、自分のこの先のことや死についても少し考えるような年代になったと思うのですが、そんな時にフリーダの、若い時から常に死と向かい合った人生とはどんなものだったのだろうか、私の想像を絶するものだったのでは・・・と考えるようになり心惹かれていきました。それで、ここ何年か踊りにしてみたいと考えてきましたが、今回、私の尊敬する師でもあるホセ・ガルバンのお腹の出具合もフリーダの夫ディエゴ・リベラと同じようだし(笑)、それでホセと一緒にフリーダに捧げるシギリージャを踊ってみようと思ったのです。魂の叫びを表す曲と言われるシギリージャはまさに彼女の人生って気がするんです。

     
 

単純に言ってしまえば、女性として必ずしも幸せな人生だったとは言えないような気がするのですが、どういうところに憧れを抱かれたのですか?

     
小林

与えられた運命に対し、負けることなく精一杯生き、「Viva la vida! 生命万歳!」と叫べる彼女の強さに憧れを抱くというか、彼女のように生きられたらいいなって思うんです。
晩年の彼女の絵は、実は自分が傷つけられている様子を描いたような残酷で目をそむけたくなるような物が多いのですが、実際の彼女は積極的に非常に前向きに生きた人で、そういう人って素敵だなと思うんです。

     
 

踊られたご感想は?

     
小林

私としては、もっとああもしてみたかった、こうもしてみたかったという思いもありますが、フリーダを踊ることによって、自分を昇華出来る機会を得られたのは、有り難かったと思います。

     
  フリーダの人生の中で、人との関わりはどんなものだったのでしょうか?
     
小林
彼女の人生の中で夫との出会いが一番大きな意味を持っていたと思います。
その結婚生活は裏切られたりして彼女が傷付いた部分も多かったのですが、やはり彼女の才能を一番認めて、芸術家として花開かせたのは御主人ですし、そういう意味では不幸な部分もあったけど、幸せな出会いだったと言えるのではないかと思います。
     
  ・・・・・・・・・・・・・・・(会報AMIGOより抜粋(全3ページ中1ページ)
 
 
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